御内仏にバラを飾っちゃダメなの?

滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。

お葬式の後、ご自宅の御内仏で初七日をお勤めするタイミングあたりでよく聞かれるのが
「御内仏や中陰壇に花を飾ってもいいですか?」
「飾るお花は菊でないとだめですか?」

という話です。

結論から言えば、
「お好きな花を飾ってください。故人が好きな花でも結構ですし、お葬式のお花の残りで、自宅に届いているものを使ってもいいですよ。」
と答えています。

一般に仏花には棘がある花や香りが強い花は避けるように言われます。
でも、故人が好きだったとのことで、真っ赤なバラで飾られた祭壇を見たことがありますが、とても華やかできれいでした。

葬儀の際に花を供えるのは明治以降の風習だそうです。
海外のお葬式や祭壇に白いお花が飾られていたのが取り入れられて、花が飾られるようになったとのこと。

時代が進むと、菊がメインに使われるようになったようですが、その理由としては「皇室の紋が菊だから」「長持ちするから」「白以外の菊もあって組み合わせやすいから」などの理由があるようです。

今のようにお花用の冷蔵庫や延命剤も無かったので、長持ちというのは大きなポイントでしょうね。
あと、昔は花屋さんが持ってくるのでなく、野に花を摘みに出ることも多かったと思うので、野菊を使っていたということからの由来もあるのでは無いかと思います。

よくマナー講師が「昔からの慣習です」と言いますが、昔と言ったって所詮、明治です。

お花が嫌いな人も少ないと思いますし、予算の範囲内で綺麗に飾ってはいかがでしょうか。