病気でままならない姿

滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。

ジャニーズの中居正広さんが病状を公表しないことに色々と憶測が飛んでいます。
公表すると、あの食べ物が良い、あのお医者さんが良い、など外野が五月蠅いからではないか?などの声も聞かれます。

病気をすると、痛みを伴ったり、行動が制限されたり、これまでとは違う「ままならない」ことに苦しみを感じます。
だからこそ世の中の意見の大半は、元気が善でありプラスであり、病気は悪でありマイナスである、という考えでしょう。

とすれば、「老いること」「病むこと」「死ぬこと」はいずれも「ままならぬ」ことが増していく姿ですし、私たちは長生きすればするほどそうした姿になるので「生きていくこと」がマイナスになってしまいます。

私の所属する浄土真宗では、阿弥陀如来が「ありのまま」の私を受け入れてくださる、と教えられます。
老病死により「ままならなくなっている」私をプラスやマイナスに評価するのではなく、ありのままに受け入れてくださる、ということです。
今の私の姿を「そのままでよし」と言ってくださる存在があると、ホッとして安心できるのではないでしょうか。

ご病気の方が身近にいらっしゃる時、今を精一杯生きようとされるその姿に対して、「元気になってね」と自分が健康を求めてしまっていないか、自分が苦しみのもとになってしまっていないか、振り返ってみましょう。