お寺も人が集まる拠点

滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。

12月から高島市で「未来のジャムin高島」というイベントが開かれています。
元々は介護事業の団体同士の集まりで会議や研修をされている中で、介護以外の人達も集まって何か出来ないか、と企画されたものとのこと。
ゲストスピーカーの話が刺激的なのも魅力ですが、参加者同士でのやり取りが非常に楽しいです。
何かをしなければならない、とか、答えを出さないといけない、というのとは違う、集まった人達の即興で生み出される何かを味わえる、まさにジャズの「ジャム」のような空間があります。

19日のVOL.2は、「拠点。多様でひらかれた場をつくる」をテーマに開催されました。
ゲストスピーカーとして、神奈川県愛川町の社会福祉法人愛川舜寿会の馬場拓也さんが話されました。
福祉の視点からのまちづくりの取組を発表いただきましたが、話の中で印象的なのは、沢山の名前が出てくること。
話を聞くだけで、ご本人が目の前にいらっしゃるくらいのリアリティを感じました。

また、「春日台センターセンター」というスーパーマーケットの跡地に作られた複合施設についてのお話で、「スターバックスが無くなっても地域の子ども達はありがとうの寄せ書きは持ってこない。スターバックスにまちづくりはできません。」という話がとても印象に残りました。

私も「お寺」という拠点を預かっています。
元々が閉じられた共同体のための施設なので、単純に開放して人を集めようとしてもなかなか難しいのですが、人が集まれる機能は持っているので、何か考えて行ければと思います。