ブッダが現代に生きていたら

滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。

何年か前にtwitterで
元鈴木さん(@Motosuzukisan)
仏壇のじいちゃんに挨拶した?って出る前にマッマに言われて、仏壇に挨拶したらいいのか墓に挨拶したらいいのか…って言ったら、「仏壇はタブレット、墓はデスクトップ、おじいちゃんはクラウドに保存されている。今からデスクトップをアップデートしに行く」と言われてなんか納得した。
というのがバズっていました。

このツイートを受けて、
ごうるでん(@GOLDEN_0918)
魂は葬式でデータ化され、戒名というURLが割り振られる。
クラウドにアップロード完了するまで四十九日要する。
サーバー(寺)を介して各デバイス(墓、位牌)に同期される。
法事は定期メンテナンス、坊主はSE。お経はプロトコル

「さっちゃん(@sacchan_honmono)」
そうかメーカー(宗派)が違ってもWindows(仏教)であればお墓(デスクトップ)は互換性があるしプロトコル(般若心経)も問題ないけど、マック(キリスト教)だと互換性どころの騒ぎじゃないのね。でもUSB(お香)など共通点も見られる。

と、別の方が補足を加えていて上手いな、と思ってました。

もちろん厳密には当てはまらないところが多々あるし、宗派によってもフィットしない話も出てくると思います。
でも、使われている言葉や様式が現代と違うからとなかなか受け入れてもらえない仏教を、何とか現代と共通する部分で伝えていこうとしているのだ、と理解しています。

しばしば仏教学者で、現代の仏教の教えを「ブッダはそんなことは言っていない!」「親鸞をはじめ鎌倉仏教の僧侶は、ブッダの教えを歪めて伝えている!」と言ってる人がいます。
確かに今、法話の中でよく聞く言葉であっても、ブッダの言葉には無いものがあったりします。

しかし、もしブッダが現代に生きていたら、どんな言葉を使って教えを説くか、想像してみないといけないのではないでしょうか。

現代ならきっと布教にSNSは欠かせないはずですし、YouTubeで配信しては「チャンネル登録してね!」と言っているのではないでしょうか。
そういう姿をもしマンガに書くと。。。
あ、「聖★おにいさん」だ。