滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。
遺言・相続・葬儀・埋葬のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。
安藤優子さんのインタビュー記事を拝見しました。
大学生の時に、テレビでメインキャスターのサポートとして座っていたけど、自分の意見を言うことは全く認めてもらえず、少しでも自分の主観を述べれば、反発は局内よりも視聴者からの方が大きかったとのこと。
周りに受け入れてもらうための作戦は、まずは周りの期待どおり可愛い服を着て「はい、はい」と言うだけの「ペット化」。
次は必要以上に女性性を捨てて、シックな色のパンツスタイルのスーツで、周りのおじさんと同化する「オス化」。
どちらも自然な女性としての在り方を捨てて、女性に対するリスペクトを欠いた振る舞いだったと評価されています。
そして、なぜ社会がそうなっているのか安藤さんが研究されると、政治に行き当たります。
政治の世界に女性が少なく、自民党のオジさんの家父長制の価値観が反映されているのです。
この研究を著者「自民党の女性認識『イエ中心主義の政治指向』」(明石書店)としてまとめられました。
さて、安藤さんの視点をもとに、私自身で政治の世界を見てみます。
今の女性国会議員は、一昔前より増えました。
ただ、顔ぶれを見ると高市早苗、野田聖子、稲田朋美、片山さつき、三原じゅん子、蓮舫、、、
発言や振る舞いが男性的でオス化していますし、多分そうでないと政治の世界で上に上がっていけないのでしょう。
またそうした空気感が先日の首相補佐官の差別発言に繋がっているのでしょう。
社会が変わって、結婚も離婚もおひとりさまも、あり方の一つとして認められる社会になってきました。
夫、妻、父、母、子の立場に基づいて枠にはめられるのでなく、どのように生きても、その人の人生なんだ、と認める社会にならないといけません。
変えていくためにはどうするか、日本ではやはりあらゆる場面で女性の割合を増やしていくしかないと思います。
集団の中で異質な存在が3割を超えると、集団に変化が生まれるといいます。
ウチのお寺も、一般家庭出身の可愛い可愛い嫁が色々とアイデアを出してくれるおかげで、ポジティブに変化しています。
お寺の役員さんも意識的に女性に入ってもらい、できるだけ意見を聞くと、やはり今までとは異なった内容が出てきています。
社会のあらゆる場面で、クォーター制を導入してでも、女性の意見を反映させる必要があると思います。