滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。
市役所職員の時は、秋から冬、特に11月頃から3月中頃まで気分があがらない毎日でした。
いわゆる「冬期うつ」です。
その名前を知らない頃は、「予算編成などで忙しさが増してきた」「1年の仕事の終わりが見えてきたのに厄介な案件が残っている」といった事で気持ちが塞がっているのだと思っていました。
実際は、日照時間が短くなったことでセロトニンやメラトニンといったホルモンのバランスが崩れ、過眠、過食(特に甘いもの)、日中の眠気、やる気の減退、気持ちの落ち込みが起きていたのです。
そのため春になって日照時間が長くなると、てきめんに解消されていました。
だいたい私は6時ちょうどに起きるのですが、滋賀県高島市の日の出の時間は元日だと7時過ぎ、6時ちょうどに陽が昇るのは春分の日の頃です。
自然の働きのとおりに体も反応していました。
今は、以前よりも温かい服装で寝て、起きてすぐに動けるようにしたり、目覚めると日光に近い照度のライトをつけて光を浴びるようにして対策するようになりました。
日照時間がより短い北欧では自殺率も高いと言われます。
現代になって科学の力で対応できることも増えてきたので、無理なく毎日を過ごしたいものです。