滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。
遺言・相続・葬儀・埋葬のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。
詳しくはこちらから。
今日は私の誕生日で45歳になりました。
私が生まれた1978年(昭和53年)の今日に何があったかWikipediaを開いてみると、「ヨルダン国王フセイン1世がアメリカ人のリサ・ナジーブ・ハラビーと結婚。4人目の妃となる。」と興味のない話題が載っていました。
5歳の1983年(昭和58年)の今日は、「名人戦で谷川浩司が加藤一二三に勝利し、史上最年少名人が誕生。」
ちょうど先日、藤井聡太さんが最年少名人になりましたが、その前の記録は私が5歳の誕生日だったようです。
先日、新しく日本将棋連盟の会長になる羽生善治さんの対談を聞いていましたが、面白いな、と思う話題を二つ語られていました。
一つは、羽生さんのようなスター棋士に対する嫉妬やひがみに足を引っ張られることはないのかと言う質問でした。
これに対して、「嫉妬って理不尽な事態に対して怒りやすい感情だと思いますが、将棋ははっきりとした実力主義ゆえに、たとえ負けても相手に対してネガティブな感情が生まれにくい」と答えられ、なるほど、と思いました。
もう一つ、AIを用いることで人間はどんどん将棋が強くなっているのかという質問に対して「これまでは人間同士がリアルで対局することでしか経験を詰めないことが伸び悩みにつながったりするのですが、今はAI将棋で効率良く練習できる環境が整っているので、やはり成長のスピードも早い」と答えられていました。
ちょうど羽生さんの世代は、それまでの加藤さんや谷川さんだけでなく、佐藤康光さんや森内俊之さんなど多くの強豪の対戦相手が揃っていて、その切磋琢磨の中で強くなられた、と何かの記事で読みました。
逆に、藤井聡太さんは一強状態になっているため、羽生さんと違ってどこかで頭打ちがあるのでは、といわれていましたが、羽生さんの答えからすればAIがサポートすることで一強であってもさらに強くなっていくのだと思います。
いずれも自分だけでなく、周りにいる人との関係性が絡む話ですが、そのことについて理論だてて答えられている姿が特徴的でした。
来年は日本将棋連盟設立100周年だそうで、それもあって周りの棋士から将棋連盟の会長として推されたのでしょう。
藤井聡太さんの話題で盛り上がる中、次の100年を見据えた新たな時代を作る会長として羽生善治さんが活躍されることを祈念します。