滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。
遺言・相続・葬儀・埋葬・終活のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。
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昨日は年度初めということもあり、新たに仕事に始められる方の抱負が投稿されたり、先輩方のアドバイスが投稿されたりしていました。
一方で上司ガチャや配属ガチャの言葉も飛び交い、これからの仕事に不安を抱える様子もよく見られました。
この辺りはコンサルティング会社の「刀」の森岡毅さんがテレビ番組で語られた内容に私も納得することが多いです。
森岡さんは御御籤にたとえられ、入社時から「大吉」の会社をつかもうとしないこと、と話されています。
多くの会社は「大吉」とは言えないかもしれないが、かといって「大凶」と言うほどでもない。
「吉」や「末吉」ぐらいで入ったであろう会社で、自分の成長も含めて活動することで「大吉」に近づけていく、ということをお話しされました。
これに対してSNSのXで各分野の先輩方からのアドバイスについては、現実はそうだろうけれどもなんだかなぁ、と感じるものがありました。
特に私が公務員出身ということもあり公務分野のアドバイスがよく目に留まりました。
都道府県庁などの大規模組織はともかく、多くの自治体では初日から実務に入っていくことが多いです。
そのため初日から残業と言うこともザラにあります。
公務の先輩方は、この「残業」に対する耐性と、周りとの「調整」の能力を磨きなさい、と書かれている方が多いと感じました。
調整の能力については公務員に限らずどんあお仕事でも言えることかと思います。
仕事はやはり一人ではできませんし、新人の頃なら簡単なトラブルも自分だけではなかなか対処できません。
小さなトラブルを大きな事故にしてしまわないためにも先輩を含め周りの方との連携を図る調整能力が必要です。
先日、熊本県大津町で税の課税ができていなかった職員の処分の記事がありました。
この職員の能力もあったのでしょうが、周りに言い出せなかった、周りも気づくだけの余裕がなかったのではないかな、と感じます。
逆に首をひねるのは「残業」の項目です。
こう書かれるということは残業がそれなりの量があるということです。
税務課の確定申告業務のように季節的に発生して、窓口業務であるたっめどうしても人海戦術でしか対応できないものもあり、仕方ないところもあります。
しかし、ずっと言われ続けているDX化が単に進んでいないものも多く見受けられます。
マクロ等を組んで一度、機械処理の手順を作れば後の業務が簡単になるものもありますが、こうしたことがなかなか進みません。
処理の確実性を高めたり迅速化ができないので結果として残業が多くなったままと言うのはどうなのかな、と感じます。
どの職業も仕事は増えて人は減る流れが続いています。
入社直後の自分のためだけに時間も体力も使える時期から、いつか家族のために時間を使ったり、体力が低下する時期が来ます。
そんな時でも「この仕事を続けたい」と思えるように、職場が変化していってほしいな、と感じます。