指を見るな、月を見ろ

滋賀県高島市住職系行政書士吉武学です。
遺言・相続・葬儀・埋葬のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。
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Facebookで元日からはじめた毎日投稿も100日を超えました。
フォロワーの方とお会いした時やご自身の投稿で「いつも読んでるよ」「ちょっと考えさせられる記事があるね」「心をノックされる」と言っていただけると嬉しいし、とても励みになります。
応援メッセージ待ってます!

頭の中にいくつかネタになりそうなものはありますが、文章として出来上がっているストックは特になく、日々の時事ネタを加えながら考えています。
話の中心になるネタと、読者の方にお伝えしたい内容が決まれば、後は大体、筆の進むままに一気に書いています。

字数は特に気にしていないのですが、大体800字〜1500字程度に収まっているようです。
先日、大学教員をしている兄から毎日投稿していることを褒めてもらったのですが、合わせて「あの分量でまとめているのがスゴい」と言われました。
兄は法話会の資料を作ったそうですが、作っている途中でふと枚数を数えるとA4で24枚になっていたそうで、慌てて分量を削り6枚程度にしたそうです。
こちらからすれば、それだけの分量をつらつらと書けるのがスゴい、と思いますが。

読んでもらいやすいのはどれくらいの分量か考えるため、ネットで検索してみると、朝日新聞の天声人語600字くらい、就活のエントリーシート400字論文の抄録400字だそうです。
この投稿は、ビジネスにおいて私自身を知ってもらうことを一番の目的にして書いているので、ネットで検索上位に行くためのSEO対策が欠かせません。
SEO対策のためには最低800字以上、大体1000字以上が必須だそうです。

といっても、画面が表示された瞬間に文字だらけだと読む気も起きないでしょうから、パッと分量が把握できて読む気を起こさせる必要があります。
まぁFacebookだと一記事で読んでもらえる時間はどんなに長くても2分程度でしょう。
ニュースキャスターの音読が1分間で400字程度で、普通の人の黙読だと1.5倍の600字くらい読めるそうなので、2分だと1200字が限度でしょうか。

投稿するネタは尽きないようにするために幅広に採用しています。
私の投稿の種類は「行政書士系」「住職系」「日記系」「思い出系」「旅行記」あたりでしょうか。

日々続けていくためには「グルメ系」が良いそうですが、坊主頭のオッサンが美味しいものを食べた話だけでは読む価値もないので、皆さんに有益な情報として伝えようとすると、グルメ系はなかなか大変ですね。
私が住職ということもあり、お寺ネタ、仏教ネタを希望される方も多いと思うので、こちらを今後少しずつ増やしていこうと思います。

読んでもらった方に有益な情報を伝えたい、というのは基本にしていますが、法令や経典をそのまま読んで欲しいわけではないので、私なりに緩く噛み砕いて書いています。
なのできっと士業の先生やお坊さん方からすると「正確性が足りない」「抽象的な書き方をしている」といったご指摘もあると思いますが、皆さんが何かを考える入り口と気づきのきっかけを作りたいと思っています。

このことについて、仏教でしばしば言われる「指月のたとえ」を思い出します。

『我、指を以って月を指し、汝をしてこれを知らしむに、汝は何んぞ指を看て月を視ざるや』
(月のありかを教えるために指でさし示しているのに、何故指を見て、月を見ようとしないのか。)

月は仏教における真理、指は経典を例えています。
私が投稿で使う言葉(指)は、その先にある意味や考えて欲しいもの(月)を伝えるためであるのに、指先(言葉・表現)ばかりを捉えて指摘や批判を受けている気がするのです。

ブルース・リーの

「Don’t think.Feel!」(考えるな、感じろ!)

というやつです。
実は、あの台詞の後半部分では、

「It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.」
(月をさす指を見ているようなものだ。そんなことをしていては偉大な声を聞き逃してしまう。)

とまさに指月のたとえを言っています。

これは別にどちらが悪いとか努力不足と行っているのでは無くて、指さす側(書き手)も月を見る側(読み手)も互いに努力する必要があるということです。

今後も私は精一杯、月がどのようなものであるか伝わるように指での表現を努力するので、ぜひフォロワー・読者の方も指の先に何があるのかを考えて読んでいただけると嬉しいな、と思います。

ちなみに今回は1900字くらいでした。