滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。
遺言・相続・葬儀・埋葬のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。
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我が家は可愛い可愛い嫁と子ども三人の5人家族です。
子どもは今年で10歳、8歳、6歳の息子、娘、息子の二男一女。
最近は一番下が成長して口が達者になってきたので、兄姉としばしば喧嘩になり、私のカミナリが落ちることが増えてきました。
我が家ではだいたい私が口うるさいことを言ってしまうので、子ども達は妻に交渉しに行きます。
妻は気持ちはしっかりと受けとめながら、「パパと相談してきたら」と言うので、その度に子ども達の顔が引きつっています。
長男はダメだと思うことでも見つからなかったら大丈夫、と色々とズルをしようとしますが、子どもがやることなのでたいてい見つかってしまい余計に怒られます。
長女はズルをしようとまではしませんが、思いどおりにやりたい面があって、こちらが「ダメだよ」と言うと、こちらが怯みそうな鋭い眼光で睨みながら、怒気のこもった返事を返してきます。
二男は交渉上手。要望を伝えてきて「ダメだよ」と返しても粘り強く交渉してきます。しかも、「僕はこう思うんやけど」などのアイメッセージ。思っている気持ちまで否定できないので、こちらがNOを言いにくい環境を作ってきます。
そんな子ども達ですが、親が作った生活のルールは概ね守ります。
まず子ども達がベッドに向かう就床時刻は19時30分にしています。
これは、まだ三人とも保育園の頃に作ったルールなのですが、子ども達から変更の希望が出されないので、そのままにしています。
時折、もう少し遊びたいな、という顔を見せますが、今までほぼ認めたことがないので、強くは言ってきません。
テレビは平日は一人につき、一日30分の番組を1本、休日はそれが2本とみんなで映画1本にしています。
学童や園から帰ってくると晩ご飯やお風呂があって、19時30分までほとんど時間が無いせいもあると思いますが、これも何やかんやと言いつつも、ほぼ自主的に守っています。
朝に早起きしたら、親が起きて朝食を作るまでの時間はノーカウントにするとしたので、目覚まし時計を準備して早朝に起きようとします。
テレビゲームはNintendo Switchを買いましたが、私の持ち物として買って、子ども達に貸すというスタイルにしています。
ゲームは休日の午後から2時間だけで、今はアプリで時間を管理できるので、私がいなくてもアプリが勝手に強制終了してくれます。
これもまぁ強制終了の面もあると思いますが、そんなに不満を言わずに守っています。
テレビやゲームに時間制限があることもあって、子ども達は読書やクラフトでよく遊んでいます。
少し遠出した時は本屋に立ち寄り、一人千円まで好きな本を選んでよいことにしています。
選んでくる本で「それはすぐに飽きるんじゃないかな」と思うものもありますが、子ども達が自分で選ぶ、と言うことの方が大事だと思ってそのまま買ってます。
長男は千円に自分のお小遣いを足してゲームの攻略本を買って、平日に読み込んでイメージトレーニングに勤しんだせいか、休日のプレイが異常なスピードで上達していました。
長女はアイロンビーズや編み物系の玩具で一人黙々と作業しており、最近買う本もそういう系統が多い気がします。
二男は兄姉の影響を受けながら、一緒に遊んだり、一人遊びをしており、選ぶ本は仮面ライダーや戦隊ものなど王道のものが中心で、これはこれでオーソドックスな成長だな、と感じます。
最近は近所の子ども同士で遊ぶことも増えたので、親子で遊ぶことはほとんどありません。
旅行やテーマパークや買い物など、お出かけの時ぐらいしか、一緒の時間もなくなりました。
それでも子ども達なりに親との関係を消化していってくれている気がします。
学童などで他の保護者とお話しすると、学年が上がって言うことを聞かない、とか、ゲームをいつまでもやっている、という話を聞きます。
それぞれのお家の内側まで見てないので、何とも言えない面もありますが、最初にルール作りを親子で一緒にして、紙で張り出しておくと、注意する時も一応納得しています。
ルールも親が勝手に決めずに、懸念する内容を話して、そんなことにならないためにはどうしたらいい?と聞くと、だいたい妥当な答えが返ってきてルールに落とし込めます。
仕事でも、上司からの具体的な指示がない、とか、事前にルール設定がない中で、上司の気分で怒られる、という話が、一番部下の不満としてよく出てくる内容ではないでしょうか。
結局の所、親子でどんなコミュニケーションを取っているのかが、そのまま子ども達の反応となって現れている気がします。
この話をすると「最初にやっておかないとダメだったんですね」と言われて諦める方が多いのですが、いつからだって子どもと話し合って始めれば良いと思います。
「ルールを決めよう」と言うと反発するでしょうから、「今の様子を見ていると、こういう点が心配だ。心配が現実にならないようにどうしたらいい?」と聞いて、一緒に考えればいいと思います。
そして守れるルールにするために、金科玉条にせず、適宜修正と改変をしていけば、いくつになっても納得できるルールができるでしょう。
子どもはサイズが小さいだけの大人です。
子どもが納得できるルール作りやコミュニケーションが出来ない人が、どうして仕事でいいコミュニケーションができるでしょうか。