滋賀県高島市の住職系行政書士の吉武学です。
遺言・相続・葬儀・埋葬・終活のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。
詳しくはこちらから。
今日はクリスマスイブ。
ウチの子どもたちもソワソワとしています。
クリスマスと言えば、イエス・キリストの誕生日。
そしてイブはその前夜祭。
お寺がキリスト教の祭りをしてはおかしいのでは?と思われるでしょうし、私もお寺や僧侶としては何もクリスマスは行いません。
ただ、子どもたちは学校や保育園の行事としてクリスマスを体験していますし、サンタさんからのプレゼントを楽しみにしています。
そのため我が家では家族の「季節行事」としてクリスマスを楽しんでいます。
別にクリスマスに限ったことではなく、節分の豆まきや桃の節句のひな人形、七夕の笹飾りなど、どれも本来の意味から言えば宗教性を持った宗教行事と言えると思います。
季節行事も自分が所属している宗派と異なる宗教性を帯びているからやらないというのは原則的には正しいと思います。
しかし実際のところ、日々の生活の中にどれも入り込んでいて、本当に宗教性を排除するなら世を捨てて出家するしかないと思います。
単に季節行事として行うだけでなく、そこに気づきや考えるきっかけがあると良いな、と思います。
一般の方々なら、季節行事にも宗教行事としての意味や背景があることをお伝えして、そこから宗教的なことへの関心を持ってもらうきっかけになればと思います。
浄土真宗を信仰する人なら、真宗を信仰しているといっても、季節行事と言って流されてしまう(流れてしまう)自分の勝手な考え方に気づくきっかけになればと思います。
ちなみに、仏教の中に巧みに取り入れて表現されるお坊さんもいて、そのセンスにいつも脱帽です。